関東懐旧街 ~猫屋横丁の古い町並み~

関東に残る昔ながらの町並みの探索記録  主に宿場町や河岸の町、東京の下町などをご案内しております

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加須(6) 会の川沿い、向川岸町と大門町の町並み  

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【埼玉県加須市  東武伊勢崎線・加須駅 北口】

織物産業で栄えた北川辺地域の中心地である加須(かぞ)の旧市街地散策編

今回からは これまで歩いてきた駅前地区を離れ、旧脇往還の北側を流れる「会の川」付近の町並みなどを見ていきます



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東武加須駅の北口から北へ延びる駅前通り  

元々は細い道が通っていたと考えられますが、駅ビル建設と北口広場が拡張された昭和60年頃に現在の姿が完成したと思われます






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そのまま北へ歩を進めると「加須駅入口交差点」にて駅通りは旧脇往還(本通り)と交わる 

この交差点付近は道幅が拡幅されておりまして、それに伴い後述する萩原時計店の銅板建築が曳家工事で移設されています。






2017加須市略図1300-2
駅前通りと旧街道が交差する「加須駅入口交差点」

旧道の北側には「会の川」が流れています





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駅前通りと交差する旧脇往還(本通り)

交差点の西側は昔のままの道幅が残されていますが、残念ながら東側の「ぎんざ通り」は拡幅されており昔の町並みは失われている





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中央1丁目、交差点の角隅地には昔懐かしい店構えの理容店が残っています






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店舗部分は近世に増築した物と思われますが元々は街道沿いの古い商家であった模様  





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お店の側面を見てみる

間口が狭く奥行きの深い宿場町特有の敷地割り「短冊状敷地」が延びています





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表通りには面被りした商店が立ち並んでいますが敷地の奥には相当古い建物が隠れています


旧道沿いに形成される加須の古くからの町場は次回から詳しくご案内します






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加須の旧市街地と並行し流れる「会の川」沿いを見ていきましょう

この川は主として排水路である為「会の川用悪水路」とも呼ばれています






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会の川にはレトロな橋と堰が多く残っています 

この中央町と大門町を結ぶ「上之橋」と農業用水の取水堰「一畝歩堰」は昭和10年に築かれた物である
   





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しかし、あろうことか「会の川」の一部区間、とりわけ駅前通りの周囲は暗渠化されてしまっている 






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上之橋と金兵衛橋の区間は暗渠化され「会の川親水公園」として無駄に整備されています。

昔の会の川は風光明媚な場所でありました  舟を浮かべ桜を見物する人などが集まっていた古写真が残されています。






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川の水質が著しく悪化した歴史が背景にある模様、駅通り拡幅工事の勢いで汚れた川に蓋をしてしまったそうです。






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また、昔のこの付近は料理茶屋などが多く集まる歓楽街的な場所であったそうです。






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川の流れはセンスの悪い公園で蓋をされてしまいましたが、付近に立地する料亭などが当時の姿を偲ばせている。






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数年前まで川沿いには怪しい店構えのスナックなどが立ち並んでいましたが、その殆どが解体撤去されてしまいました。






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駅前通り





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近世に整備された駅前大通りで昔の地形は失われていますが、川沿いに立ち並んでいた料理店跡と思われる建物が残っています





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昔は人の集まる場所であったはずです 





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商店建築ではなさそうです。 断言は出来ませんが 会の川沿いの料理店跡ではなかろうかと思います 






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そして駅前通りには街道沿いから曳家工事で移設された萩原時計店があります





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銅板建築の萩原時計店は昭和3年の建築と伝えられています

地元の人の話によると初代の店主はかなり有名な時計職人だったそうです





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親水公園の東側に架かる金兵衛橋 






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会の川が本町と向川岸町の町境となっています。この付近の護岸は整備され、徐々に趣きある川景が失われつつあります。





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会の川対岸の向川岸町





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本通りの「大辻」から北へ延びる道筋である金兵衛橋の通り路

この道筋はおそらく利根川舟運の河岸場として栄えた「大越」へ続く河岸道だったと考えられます
  




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物資の集散地であった加須は利根川舟運の大越村と密接な繋がりを持っていたと伝えられています。  

駅前通りや国道の整備によって古い道筋はこの先で途絶えていますが、昔は多くの荷がこの道を通った事でしょう。






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大越はサイクリングで通過した事がありますが河岸の町としての面影が残る町並みと記憶しています。

しかし利根川の堤防工事に伴う家屋の立ち退きが始まっていますので 出来るだけ早目に踏査したいと思います






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会の川を隔てた町、加須市向川岸町





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古めかしいアパート   以前は同等の建物が集まっていましたが残り二棟となってしまいました






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昔は衣料関連の工場などで働く人達が暮らしていたのかなと想像してしまいます。 






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同じく会の川を隔てた町である大門町






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会の川の北側を走る街路   この道筋はお不動さんの門前通り「西大門商店街」へ続いています





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大門町の町並み





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衣料製造に関連する建物と思われます





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同建物






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同じく大門町   こちらも機屋と思われますが、個人的には加須に残る古い物件の中で一番魅了される建物です





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次回からは、加須の古い町場である旧脇往還の町並みを歩きます



加須の古い町並み散策編(7)へ続く


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