関東懐旧街 ~猫屋横丁の古い町並み~

関東に残る昔ながらの町並みの探索記録  主に宿場町や河岸の町、東京の下町などをご案内しております

まとめサイトをはじめとした悪質サイトによる画像の無断盗用が後を絶たないので、今後は過去に紹介した記事を限定公開とさせて頂きます。
FC2のブロとも様とパスワードをお持ちの方のみが過去の記事を閲覧できます。ブロとも希望の方とパスワード希望の方は申請して下さい。
無断で画像を使用しているサイトには画像の使用料を請求します。

加須(1) 中央1・2丁目 加須駅と駅通り商店街  

画像の無断転載禁止

当サイトはNAVERまとめ KAUMOなど まとめサイトによる画像転用を一切認めていません。

過去にご案内した町並みの記事は、FC2の「ブロとも」様と当サイトのパスワードをお持ちの方だけが閲覧可能となります。

FC2の「ブロとも」をご希望の方はサイドバー上部にある「ブロとも申請フォーム」をご利用下さい 

当サイトのパスワードご希望の方は必ずお名前と返信先等を明記にてコメント欄かメールフォームにてご連絡下さい。 


常識の無い方、白紙状態または記事数の少ないブログ様からのパスワード申請は承認をお断りしています

ご不便をお掛けしますが何卒ご理解のほどお願い申し上げます。





【埼玉県加須市  東武伊勢崎線・加須駅 北口】

利根川の中流域に位置する埼玉県の北川辺地域、そこには利根川の豊かな水と大自然に恵みを受けた広大な田園地帯が広がる

その北川辺地域の中心集落として古くから繁栄してきた加須の旧市街地を長編シリーズ(全14回)でご案内させて頂きます。


2010年に旧加須市 騎西町 大利根町 北川辺町が合併し誕生した新加須市の人口は約57,000人  “かす”ではなく加須(かぞ)と呼びます。


日光街道と中山道を結ぶ脇往還の宿場町としてや近隣の在郷町、そして関東三大不動のひとつ「不動ヶ岡不動尊・總願寺」の門前町として発展してきた加須の古い町並みは、埼玉県下の城下町を除いては本庄深谷に次いでの規模を誇っており 国道が北へ移設した事もあってか昔ながらの町形状がよく残っていると言えるでしょう  


2015年、2016年、2017年の写真が混ざっています  今回は長くなりますが ひとつ最後までお付き合いの程お願い致します。





1-2017加須1
加須の玄関口、マイン加須の駅ビルとなっている東武伊勢崎線の加須駅  北口が加須の古くからの町場である  






1-2017加須2
加須は古くから織物産業が盛んな土地柄であり明治初頭から始まった鯉のぼりの生産数は日本一を誇る。

※展示されているi右手の鯉幟は超希少で入手困難な手描き鯉幟と思われます


また、県内有数の米どころである加須市は 農業用地が整備されていた事や水環境に恵まれていた事もあり「二毛作」が可能であった。 

稲作の裏作で麦類の栽培が盛んとなり、良質な小麦から作られる家庭料理「手打ちうどん」は やがて加須の郷土料理へと昇華しました。






1-2017加須3
300年あまりの歴史を誇る「加須手打ちうどん」を食べられるお店は市内に約45軒が存在 

当方も加須に足を運んだ折には二軒ほど必ず立ち寄ります。




旧市街地の略図です  クリックすると拡大します
2017加須市略図1300-2

加須の町場ですが「会の川」の自然堤防上に築かれている旧町の規模だけなら 中クラスの宿場町程度に過ぎない

しかし明治の駅開業後に拡大した町域と總願寺の門前町が加算されており、結果3ブロックから成る巨大町場が形成されている







1-2017加須4
まずは加須駅から北へ延びる駅前通り(駅通り商店街)を見ていきましょう







1-2017加須5
東武加須駅の開業は明治35年(1902)ですので駅周辺の町は大正・昭和期に発達した物と考えられます。

駅前通りの西側が加須市中央1丁目、東側が中央2丁目となっています 







1-2017加須6
駅前通りを進むと目を惹くのが鯉幟や五月人形を製造・販売している佐藤丑五郎商店「吉月会館」 







1-2017加須7
調べてみたところ旭鯉という鯉のぼりが有名とのことです







1-2017加須8
吉月会館の裏手

最盛期には40社ほどの鯉のぼり店が市内に存在したそうですが、2016年には手描き鯉のぼりの老舗「橋本弥喜智商店」が閉店

少子化や住宅事情などの絡みで鯉のぼりを立てる家が少なくなったと感じますが、加須の鯉幟店は2017年で残り3軒となっている。  






1-2017加須9
駅前通り(駅通り商店街)    駅通りと旧道市街地との位置関係は略図を見て頂きたい







1-2017加須10
西洋の建築意匠を意識したかのような外観の個人商店など、駅前通りを北へ歩くと面白い形状の商店建築が次々と姿を現します  

同じエリアの羽生市にあるプラザ通りと町の雰囲気が似ています







1-2017加須11
駅前通り東側、中央2丁目   後にご案内する千方商店街へと延びる横道へ入ってみる事にします  







1-2017加須12
加須の旧市街地は ほぼ全域が区画整理未着手、この付近も昔のままの細い路地道に古い建物がたくさん残っています。







1-2017加須13
内田医院さんの古い医院建築  

大正10年築との事ですが凛とした美しさが保たれています






1-2017加須14
妻部  本格的な工法で建てられた洋風建築であり96年余りが経過した今でも建物の歪みや劣化は皆無

美しさの中にも堅牢な強さを感じさせられますね、加須を代表する建築遺構であると言えます







1-2017加須15
中央2丁目  細い路地道や車の通れない通路道が続いています






1-2017加須16
前庭の備わる旧家も残っている  こちらは威厳を感じる純日本建築です






1-2017加須17
中央二丁目   中央町ですが以前は「仲町」という町名だったはずです






1-2017加須41
こちらは駅前通りから見て一本北側の横道ですが、正確には旧道の裏通りにあたる道筋となる。






1-2017加須18
再び駅前通り  






1-2017加須19
アール形状窓の備わる疑洋風の商店が可愛い   暖かみを感じる建物だと思います






1-2017加須20
中央1丁目  こちらもアール付き窓風、当時は流行ったのかもしれませんね






1-2017加須21





1-2017加須22
今度は駅前通りから西へ延びる横道に入ってみましょう






1-2017加須23
加須の旧市街地を歩いて感じた事ですが、この町の裕福な家に限っては寄棟瓦葺き屋根の家屋が多数派だった様です。 






1-2017加須29
同建物裏側






1-2017加須24
その一方で庶民的な平屋家屋なども無数に存在していた模様 






1-2017加須25
裏手から見てみる  個人的にはこちらの建物の方が好きです  






1-2017加須26
言うまでもなく一帯の区画整理は未着手





1-2017加須27





1-2017加須28
中央1丁目、駅前通り西の横道(旧道から見た場合は南の裏通り)






1-2017加須30
この道筋は次回ご案内する「一番街商店街」へと続いています





1-2017加須31
加須市の地場産業である衣料製造に関連する町工場と推察、こうした物件は旧市街地の至る場所で目にします





1-2017加須32
看板には「佐藤丑五郎商店」と書かれています。 ここで吉月会館の旭鯉が製造されているのかもしれません 





1-2017加須33
中央1丁目、そのまま道筋を西へ進むと平入り配置の木造家屋が並ぶ一角が見えてきました 





1-2017加須34
以前は同等の建物が連なっていましたが残念ながら歯抜けとなってしまいました 






1-2017加須35





1-2017加須36
建築年代は昭和初期あたりでしょうか、二階の白漆喰壁と板金葺き屋根の組み合わせが秀逸です。






1-2017加須38
駅前通りを北へ進むと「加須駅入口交差点」で脇往還の旧道(加須の本通り)と交わる





1-2017加須39
こちらが交差点の東、脇往還の古い町「ぎんざ通り」  ぎんざ通りだけは残念ながら拡幅されております





1-2017加須37
交差点の西、同じく脇往還の古い町「中一大通り」  こちらは昔のままの道幅が維持されています 

旧道沿いに形成される旧町エリアも後に惜しみなくご案内します






1-2017加須40
次回は中央1丁目の「一番街商店街」をご案内



加須の古い町並み編(2)へ続く


関連記事
web拍手 by FC2


▲Page top