関東懐旧街 ~猫屋横丁の古い町並み~

関東に残る昔ながらの町並みの探索記録  主に宿場町や河岸の町、東京の下町などをご案内しております

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加須(7) 銀座通りから本町商店街 大辻周辺の町並み  

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【埼玉県加須市  東武伊勢崎線・加須駅 北口】

加須の古い町並み散策編・第7回(全14回) 今回からは加須の昔からの町場である旧街道エリアをご案内します。



藩政時代の主要道であった日光街道と中山道を結ぶ脇往還(県道152号)に加須の古くからの町場が形成されています

昔の加須は脇往還の宿場町的な町であり 近隣で生産される生糸や農作物の集まる在郷町としても発展。明治以降も衣料製造の町として繁栄してきました。




この脇往還は日光街道の栗橋辺りから、忍城下の行田を経て中山道の熊谷あたりへ延びていた道だと考えられます。

騎西を経て鴻巣へ至る道筋や 鷲宮へ続く道筋の他、利根川の大越へ続く河岸道などの間道が加須を中心に網羅していた模様

また、行田へ向かう道は加須の西端で總願寺の門前町へ分岐しており、この門前町の道筋は羽生へ続いていました。






駅前通りと旧脇往還の交差する「加須駅入口交差点」を基点に旧道沿いの町並みを歩いてみる事にしましょう。

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交差点から東西に延びる道が旧脇往還  

この脇往還の旧道ですが地元の人達の間では「本通り」と呼ばれており、昔は下町・仲町・上町などの町割りがなされていた模様 




2017加須市略図1300-3
略図中央の道筋が脇往還「加須の本通り」

本通りは会の川の自然堤防上に形成されており 周囲の敷地とは高低差がある。


まずは交差点より東の旧道町並みを見ていきます。





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まず交差点から旧道を東へ歩くと中央2丁目(旧仲町)の銀座通り商店街に差し掛かる  

この付近は最も賑わいを見せていた場所の一つだと聞きますが、駅前通りと同時期に道幅が拡幅されており昔の面影は失われています。

今では「ぎんざ通り」という愛称で呼ばれているそうですが、会の川親水公園と並び非常に残念な結果の場所であります






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ぎんざ通りの北側が拡幅工事で削り取られた模様

従って通りの南側には古い商店が幾らか残っています 





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加須の手打ちうどんを食べられる中央食堂さんもある  中央2丁目

中央食堂はこの日が初入店、お店は昔ながらの雰囲気で居心地は良かったです。





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そのまま銀座通り商店街を東へ進むと「大辻」の跡である四つ辻「中央2丁目交差点」に差し掛かる 

これより東が加須市本町、昔は加須の高札場が置かれ重要な位置付けであった大辻付近ですが、近年では古い建物が減少しつつある






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大辻に店を構える遠井糸店さん  右隣りにも古い商店が残っていましたが、いつの間にか姿を消してしまっています






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平入りに配置された出桁の店舗棟  

昭和初期あたりの建築でしょうか、内部は見えませんが座売り式の古いお店形態が用いられると推察






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通り路に面する敷地奥には大きな倉庫棟が残っています 

江戸時代から織物産業が盛んであった加須では現在も衣料製造に関連する商店が数多く存在する。






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遠井糸店さんは大辻の角隅地に残る最後の商店となる。  






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同建物の側面   隣りにも同等の商店が立っていたので少し前まで此の壁面は隠れていました






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表通りに並ぶ商店の奥地は旧加須警察署の跡地で現在は大辻の駐車場となっている    






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倉庫棟の裏手、茶色の板金は近年貼られた物ですので昔は更に大きな建物であったと思われます。     






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加須市本町(本町商店街)   駐車場の入口を隔てた場所には長屋形状の古い商店建築が残っています






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昔は同程度の建物が数珠繋ぎに立ち並んでいた事と思います






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駐車場の出入り口側   切断されたと思われる建物側面は茶色い板金で処理されています 






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「加須警察署跡地」と書かれた遺構が残るが詳細は不明

昭和20年頃の地図で確認してみると確かに警察署の地図記号が記載されていますが、のちに国道沿いへ移転した模様。






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大辻から銀座通り方向を望む    写真は2016年に撮影、いつまでも残っていて欲しいと思う建物です






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大辻からに南へ延びる県道38号、本通りは「会の川」の自然堤防上を走っているので周囲の土地は低くなっています。 

この道は騎西や鴻巣方面へ至る古い道と考えられます





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大辻から県道を下った場所には千方商店街と中央光栄会の回でもご紹介した伊勢屋金物店さんの旧社屋があります。






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こちらは大辻から北へ延びる道です   昔はこの付近に加須の問屋場が置かれていたそうです。





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この辺りには北横町商店街という商店会が組織されていたはずですが明確な事は分からない






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道は会の川に架かる金兵衛橋を隔て北の方角へ続いてゆきます  おそらく利根川流域の大越村からの道筋であったはずです






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ここにも目を惹く建造物があります 





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敷地の奥には大きな母屋や土蔵が立つのが見える。 やはり衣料に関連する古い商家の可能性があります






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町の北を流れる会の川   川の対岸は向川岸町






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大辻へ戻り本通りを東へ歩を進めます 





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加須市本町「本町商店街」 

郊外を走る国道沿いのロードサイド店やイトーヨーカドーなどへ加須の商圏は移行しており 旧時の賑わいは失われています。

それでもなお銀行の集まる大辻周辺では昔から此の地で営業を続けられている個人商店は少なくない  






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本町商店街






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旧清水薬局さん   通りに面した薬局店舗棟は解体撤去されましたが白い袖蔵は改修工事が施され現存。






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本町区の山車が格納されているそうです。






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袖蔵の奥に目を向けると短冊型の敷地割りに建物が連なる様子が認められます。  

お隣りもお店が無くなり更地化されてしまっています。その結果以前は隠れていた敷地奥の建物が姿を現しました。






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以前は隠れていた建物 





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側面から見るとこうなっている  





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裏手部分

ここが鰻の寝床とも称される短冊型敷地の最深部です





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旧清水薬局さんの裏手    この辺りは本通りと裏通りとの高低差地形が表れています。






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間口が狭く奥行きの深い短冊型敷地に構成される伝統的な商家形態が消滅せずに現存しています 

表通りに面する商店部分の建物は失われてしまいましたが加須の繁栄を今に伝える貴重な遺構だと思います





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本通りの南を走る裏通り  こちらには小規模な個人商店が多い





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同じく表通りに並ぶ商家の裏手口





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SUZKIのマイティボーイを発見、今でも時々見かける車両ですが昔からこの場所に駐車されているような雰囲気です






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本町商店街






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呉服の「えはら」さん  





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次回も引き続き本町商店街を歩きます



加須の古い町並み散策編(8)へ続く


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